2018.08.30
豪華絢爛な刺繍が光る熊猫謹製リバーシブルスカジャン(カラーA)
【スカジャン】第二次世界大戦後、日本に駐留していた米兵達が駐留の記念としてオリエンタルな柄「鷲・虎・龍」や自分の所属していた部隊、基地等を自分達の着ているジャケットに刺繍したのが、その始まりとなります。
その後、スカジャンは土産物(スーベニア)として商品化され、日本各地の進駐軍基地の売店で販売されるようになりました。
当時日本に駐留していたアメリカ軍兵士は、本国に帰還する際に日本人形や陶器など日本らしいものを土産品としてよく買っていたそうです。
ただ、運搬中の破損も多く、その代用として、アメリカ人に馴染みのある『ベースボールジャケット型のブルゾン』に日本の伝統的な和装刺繍(横振り刺繍)で、オリエンタルな柄を刺繍して日本のお土産としたのが、実際の起源とされています。
ベースとされるブルゾンの素材に使われていたのは、パラシュートの生地であった絹(シルク)を染色して仕立て上げていた完全オーダーメイドでした。
その後、各地の基地で販売される頃には、絹の代用品とされる『アセテート』や『レーヨン』を使ったスカジャンが主流で、防寒用のスカジャンとして『別珍(ベロア)』に中綿を入れたものも存在します。
ちなみに、スカジャンの名前の由来は、ヨコスカジャンパーの略称とされており、スーベニアジャケットとして呼ばれることもあります。